Pundi X チームが2019年7月1日までにはBinance Chainとの統合を完了すると発表しました。
Binanceと統合と聞いただけでなんかスゴイことのような気がしてくるから、やっぱりBinanceはスゴイですねw
でも、何故今回の統合がすごいのでしょうか?そもそも、本当にすごいのでしょうか?
今回は以下の3点のようなことに興味があるかたには、ヒットですw
- Binance DEXってなに?
- BEP2ってなんなの?
- Binance Chain とXPOSが統合するとどんなメリットがあるの?
では、早速ハッシュ(@e_hash104)と一緒にみていきましょう!
Binance Chain とXPOS の統合によって可能になること
それは、Binance Chain 上の全てのトークンが、XPOSの決済システム上(Pundi X Open Platformと名付けられています)で利用できるということです。
これだと、「なんだ、単に取扱通貨が増えただけか…」と思われるかもしれません。でもそれだけだったら別に DEX でなく普通のBinance取引所との連携で十分だと思いませんか?
実は、今回の統合がBinance DEX との連携だという所に重要な意味があるとハッシュは思っています!もっと言えば、BEP2(Binance Chain上で使われる規格)こそがキモなのです。
この話を進めて行くには、BEP2がなんなのか?を知らないと前に進めませんので、まずはBEP2についてみていきましょう!
BEP2とは何?
先程も少し触れましたが、BEP2とはBinace Chain上の規格みたいなものです。よく知られたEtheriumの ERC20 という規格などが有名ですがあれと同じものです。
BinanceのBEP2のすごい所は、開発者自ら独自のトークンを作成し、Binance Chain上に載せる事ができるのです!!ですから、例えばXPOSがドバイに展開していますが、ドバイで広く利用されるXPOS機でDBIみたいなトークンを作って、ドバイ内で広く使われる通貨とすることも可能なのです。
そして、それはいつでも他の通貨に交換可能ですし、当然のようにXPOSでの決済にも使えます。
つまり、Pundi X にとっては XPOS を販売していくうえでこの上無い強力な使い道の提示ができるようになったということですね。
更に、Pundi X のメインネット上で新しいトークンを追加できるようにする作業を、統合しているBEP2側に任せてしまえばいいので、プロジェクト的にも他のことに資産と人員を割けるのは大きいとハッシュは思います。
ハッシュがBinance DEXに危惧すること
Binance DEX は本当の意味で分散型といえるかといえば、すごく疑問です。その一番の証拠が、アメリカを初めとするいくつかの国の人は利用することができないのです。
そうです、管理主体がいないのがDEXの大前提なのに、利用を制限できるって…。そういう意味では、TDEXやIDEXを初めとするような本当のDEXとは違うということですね。そうだとしたら、DEXの名前はやっぱり付けて欲しくないなぁ…。
BEP2は非常に面白い試みなので、DEXを謳わなくても十分魅力的だと思いますけどね。本物のDEXだったら更にすごいですけどwなぜかというと、セキュリティの高さに関して現状では旧来の中央集権型取引所とは比べられないほどDEXは高いのです。
日本では有名となったコインチェックのハッキングなどもDEXだったら起き得ないです。仮にハッキングされるような事があったとしても、利用者のひとりのウォレットがハッキングされるだけで、芋づる式に他の人のお金まで持ち出されるなんて事態には成り得ないのです。
そんな費用対効果の薄いことをハッカーは好んでやりませんからねw
そしてもう一つ心配していることが、おそらく日本もそのうちこの利用できない国々のリストに加えられるのではないかとハッシュは思っています。
まとめ
今回の統合でますますPundi X のプロジェクト展開が楽しみになってきました♪
メインネットへの移行、FXコインの流通開始、既存のNPXSトークンのメインネットへの移行、XPOSのノードとしての運用開始などなど楽しみなことが盛り沢山です。
あとは実需に押されて コイン や トークン の価値まで上がれば、運営側も投資家もハッピーですね(^_-)-☆