ウォレットの種類と仕組みを理解して安全に仮想通貨を保管しよう

 

こんにちは、2014年からのリップル(XRP)ホルダーで、現在は10種類ほどのコインを保有中のハッシュ(@e_hash104)です。

今回は、仮想通貨を取り扱う上で最も重要なウォレットについてお話していきます。仮想通貨で取引をしている人の中には、取引所の口座=ウォレットと思っている方がいますが、半分は正しく、半分は正しくないです。

こういう部分の理解は、あなたの資産を急に増やしてくれることはありませんが、あなたが資産を自分のミスで失ってしまうことを防いでくれるはずです。投資は「守り」から入りましょうね。

\これを手にしておけば間違いないです/

あなたのウォレットに保管された暗号資産を守るのは「秘密キー」

ここでいうウォレットとは、仮想通貨を保管できるお財布のことです。通常はお財布を英語にするとwalletというだけなので、とくにひねった名前ではありませんねw ウォレットを理解する上で一番大事なことは、あるウォレットがあなた固有のものだと関連させているのは「 秘密キー 」のみだということです。

つまりこれを他人に教えたり、盗まれてしまったりした時点で、そのウォレットに入っているあなたの仮想通貨資産はその第三者にも紐付けられ、他人のものとなってしまうので、秘密キーだけは絶対に他人に公開しないでくださいね。

いいですか、秘密キーを持っている人=ウォレットの所有者ですからね!秘密キーを持っていることこそが、そのウォレットの所有者である証(あかし)なのです!

秘密キーと公開キーの図解

※Encryptは暗号化、Decryptは 復号 という意味。

加えて、自分で秘密キーを忘れてしまい、自分の資産に永遠アクセス出来なくなってしまう現象、通称セルフゴックス(SelfGox)にも気を付けてくださいね。これ、本当にある話なのでどこまでも厳重に、何重にも管理してください。あとで、衝撃の事実も公開しますから、楽しみに読み進めていってください。

ホットウォレットとコールドウォレットの違い

では、ウォレットのタイプについて触れていきます。暗号通貨を保管するには、大きく分けてホットウォレットとコールドウォレットの2つがあります。それぞれの特徴を分かりやすく説明していきますね。

ホットウォレットのメリット・デメリット

メリット

  • 常にインターネットに繋がっていて、いつでも即座に送金可能

デメリット

  • インターネットに繋がっているので、第三者によって不正アクセスされてしまう可能性がある

ハッカーのイメージ画像

コールドウォレット(ハードウォレット)のメリット・デメリット

メリット

  • ネット上だけでは取引が出来ず、必ずデバイスのボタンを押すという物理的なアクションが必要なため安全性が高い

NanoXボタンの説明写真

  • デバイスが万が一壊れてしまっても、新しいデバイスを購入し、バックアップ用の24個の単語(購入時のパッケージに同梱)を入力することによって自分の暗号通貨資産に再びアクセス出来るのが安心

Ledger Nano X リカバリーフレーズ

  • 結論に近くなるが、自分が使用する時以外はネット接続されていないコールドウォレットが一番安全

 

\結局はハードウォレット「Ledger」が一番安全/

デメリット

  • 送受金は出来るが、実際の売買は取引所に一旦コインを送らないといけないのでホットウォレットよりはひと手間余計に必要

ウォレットに関する衝撃の事実!

さて、お待たせしました。衝撃の事実をお知らせします(笑)実は、ウォレットにも取引所にも実際は暗号通貨資産は入っていません。

ハッシュ
ハッ…? ですよねw

 

おいおい、この人は何を言っているんだい?って感じですよね(笑)ですが、コレは本当です。あなたが管理しているものも、取引所が管理しているものも実は同じで、それは暗号通貨資産そのものではなくて「秘密キー」だということです。

隕石が地球に当たった様子をネコがビックリして見ているイメージ画像

だってよく考えてみてください。あるコインの誕生から今現在までの取引履歴、及びどのアドレスにどれくらいの量が保管されているか、世界中のどのパソコンからもアクセス・閲覧出来て、その情報を共有し、監視しあえるのがブロックチェーンの特徴ですよね?

ということは、あなたが所持していると思っている暗号通貨は、言い換えると「取引の履歴」というデータに過ぎないのです。そして、あなたが持っている秘密キーに基づいて作成された公開キー(送受用アドレス)に●●●というコインがxxxxx枚入っているということが記録されています。

つまり、その誰もが閲覧可能なアドレスに入っているコインがあなたのものだと証明出来る唯一の方法が「秘密キー」なのです!

どうです、これで分かっていただけたでしょうか?いかに秘密キーが重要であるか。そして、あなたが保有しているものは実は秘密キーだったということを。ただ、これを一般的に説明したり、普及させていく上には概念的にとっつきにくいですよね。ですから、あたかも電子マネー的な感覚で使えるウォレットという概念になっていったのだと私は考えています。

取引所のウォレットに関しては、さらにすごいです(笑)あなたはログインして取引所で自分のウォレットにアクセスしますが、あなたは取引所に保存された自分の取引データにアクセス出来るだけで、実際にはあなたの資産にアクセス出来ません。

あくまでも、アクセスしているつもりです(^_^;)確かにログインはしますが、秘密キーって発行されないでしょ?なぜならば、顧客から預かっているコインはまとめて保管されています。取引所自体が所有する秘密キーを誰かに教えると思いますか?それこそ顧客全員の資産を盗まれてしまいますよね?

そうならないように、顧客にはいかにも安全そうな口座を与えていますが、実際は単なるサイトへのアクセス権限を与えられただけみたいなものです。どうです?これで、取引所に資産を置きっぱなしにする恐怖が分かったでしょ?

もっと言えば、取引所に資産を置いておくというのはものすごくリスクの高い行為で、そういう人が取引所のハッキングなどで直接被害を受けてしまうのです。どんなにパスワードを複雑にしようが、 2FA 認証をしようが、取引所に預けた暗号通貨資産は自分自身では守れないと思っておいてください。

まとめ

これらの理由から、現時点で安全に暗号通貨資産を保管できるのはハードウォレットしかないということです。そして、私自身が所有している資産で入れることが可能なコインは全てこのLedger Nano S に保存しています。

2019年3月に発売予定になっている、後継機バージョン(Ledger Nano X)がリリースされることが決まりました。これにあわせて、Nano Sは価格が安くなりましたので、保有通貨が3通貨くらいまでの人はお買い得となったNanoSという選択肢もありかもしれません。

Ledger Nano X のイメージ画像

NanoXは、取り扱いコインが100種類で、スマホにBluetoothで接続可能。この2点が前モデルのNanoSとの一番大きな違いです。まだ日本の正規代理店では取り扱いがありませんね。3月に入ってからでしょうかね?

Ledgerの購入はあくまでもEarthShipのような正規代理店で購入してくださいね!変な所から買えば、プログラムでも仕込まれていたらあなたの資産は一瞬にして盗まれてしまいますからね!

\信頼出来る取引所は結局ココしか無いんですよ/

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