こんにちは、PundiX(NPXS&NPXSXEM)の ICO からのホルダーであるハッシュ(@e_hash104)です。
今回の記事は以下のようなことを知りたい方向けに書いた記事です。
- NPXSXEMって分かりづらくてイミフ…
- NPXSXEMの話題で7-11がどうのこうのって出てくるのですが…
- CoinMarketCap で見た総量と バーン される量のつじつまが合わないと思うのですが…
ハッシュは、ICOの時はNPXS(当時の名称はPXSだった)だけを購入したので、NPXSXEMはあとで追加購入しています。PUNDIX の トークン は出世魚みたいにどんどん名前が変わってややこしいですwその変身ぶりは、PXS→NPXS→そしてもうすぐNPXS-FX?になろうとしていますw
NPXSXEMは単に XPOS のNEM対応機種が意外と多く出荷されているのを見て、資産の分散化という意味も含めて購入した経緯があります。ハッシュは純粋なNEMファンというわけではなかったのですが、NEMの勉強が足りないんだと思い立ち色々と調べました。
そうしたら、NEMの魅力に気づいてついつい深追いして勉強してしまいましたw今回はあくまでもNPXSXEMホルダーで同様の問題にぶつかっている人のために書いたので、NPXSXEMとNEMと関係するところのみを書きました。
PUNDIXトークンであるNPXSXEMって何?分かりづらくないですか…??
PUNDIXにはICO当時から2系統あって、現在の名前でいうNPXSとNPXSXEMがあります。NPXSが ERC20 ベースで、NPXSXEMが NEM ベースです。多くの通貨がERC20ベースなのに対し、NEMは独自のプラットフォームを持っているのが理解の難しさに関係しています。
PundiXファンであってNEMファンではないホルダーは意外と多いので、そんなホルダーのために分かりやすく説明していこうと思います。
NEMを解説するコーナーではないのでNPXSXEMを理解する上で必要なNEMの情報にだけ触れます。
NEMのプラットフォーム上で「独自トークンを発行できる機能」を使って生まれたNPXSXEMトークン
EtheriumベースではNPXSなどとトークン名を割り当てられるだけなのですが、NEMにはNameSpace(ネームスペース)とMosaic(モザイク)と呼ばれる独自の名称が割り当てるようになっています。
Namespace | pundix |
Mosaic | npxs |
NPXSXEMをNEMの専用ウォレットである「Nanoウォレット」から送金する時に『pundix:npxs』という表記を見たことがあると思います。
この表記におけるルールとして『namespace:mosaic』という風に、二つの情報をコロンで結ぶという約束があるのです。ですから、NPXSXEMの場合は、NEMのルールに則ると『pundix:npxs』となるわけです。
ハッシュのNEMウォレット画像を見て貰ったらすぐに分かると思います。オレンジ色のマーカーが引かれている所を見てみてください。
pundix:npxsとコロンで結ぶのはあくまでもNEMにおけるルールなので、他では一般的に見られるNPXSXEMという表記で問題ありません。
このルールで面白い点があって、モザイクはいくつでも作って良いというところです。つまり、pundix:npxsの他にハッシュにちなんでpundix:hashなんてトークンも作れるということです。まぁPUNDIXが作りたいと思えばの話ですが…w
NPXSXEMの話題で7-11って出てくるんですけど、あのセブンイレブンじゃないよね…
これは本当にややこしい!なぜなら、普通にNPXSXEMの取扱があるKryptonoを初めとする取引所などで購入すればこんな7-11とか何とかなんて関係ないからです。ちなみに、NPXSXEMを日本人が売買できるのはこの一択と言っても言いすぎでは無いと思います。
関係するのは、トークンをPUNDIXのICOから直接購入せずにインフルエンサーから購入した人たちがこの問題?に関係します。
まず第1に、NEMには発行量の上限があって一つのモザイクに対して8,999,999,999枚(90億枚未満)までとなっています。これは、npxs:xemも同様で9bil.(90億)が上限となります。
第2に、NPXSXEMの総発行量は106,784,637,943枚です!実に1,077億枚近いということに!この数を発行するためには、12個のモザイクIDが必要になる計算になります。
そこで生まれたのが、pundix:npxsにつづいて「pundix:npxs11-11」、「pundix:npxs10-11」、「pundix:npxs9-11」、「pundix:npxs8-11」、「pundix:npxs7-11」、「pundix:npxs6-11」、「pundix:npxs5-11」、「pundix:npxs4-11」、「pundix:npxs3-11」、「pundix:npxs2-11」、「pundix:npxs1-11」というIDをもつモザイクたちというわけです。
ここで更にややこしい問題がおきます。NEM上では区別されるこれら12個のIDを持つモザイクたちも、全てNPXSXEMとしていかにも完全に同じトークンとして話されている点です。
Binanceなどの取引所に上場しているのはNPXSXEM『pundix:npxs』のみ!
そうなんです、現時点で取引所で実際に取引出来るモザイクIDは『NPXSXEM=pundix:npxs』だけなのです。pundix:npxs7-11などは配布されたとしても取引所などでは売買できないのです。
トークン購入者からしてみれば、同じICOに参加したつもりですから、インフルエンサーによる代理購入によって得たトークンがこんな姿とはいささか納得いかないのもうなずけます…。ガチホ のホルダーにとってはこれでも良いでしょうが、それでもやはり不安と不信感はつのりますよね…。
CMC(CoinMarketCap)の情報はNPXSXEMの実情を反映していない
仮想通貨でその通貨の情報を得るのに一般的なのは CMC だと思います。ここで反映されているデータもNPXSXEMとなっていますが、実際は1/12相当となるpundix:npxsのみが反映されているということになります。
要は、取引所で扱われているのは1/12相当量しかなく、実態を反映しきれないと言う事ができます。これを見て、NPXSXEMの価格は低いとかNPXSと比べて割安だとは言えないのです。
2019年5月6日時点での流通量 | 2,434,893,062(2.4B) |
2019年5月11日予定のトークンリムーバル(バーンと同等) | 6,952,786,956.99 (6.9B) |
5/6時点で2.4Billionしか流通してないNPXSXEMが6.9Bバーンされるわけですから、「えっ?」って思いますよね。今回のトークンリムーバルにはFXトークンへのコンバージョン分も含まれていますが、それをふまえても流通量以上のNPXSXEMトークンがバーンされるという一見不思議そうに見えるものの正体が分かってもらえたのと思います。
まとめ
インフルエンサーによって販売されたという背景があるせいか、あまり大々的に話されたり説明されたりすることが少ないNPXSXEMについて掘り下げて書いたつもりです。
聞きたくても聞けなかった、聞いたのに分かりやすい答えが返ってこなかったという経験がある人に役立っていたら嬉しいです。